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杉本健吉―すぎもとけんきち

明治38年（1905）9月20日～平成16年（2004）2月10日　98才没。
愛知県名古屋市生まれ。

京都で岸田劉生に師事。
大和の風景・寺院・仏像・博物館等を好んでテーマにし、文展・日展で特選となる。

絵画作品は極力売ることをせず、
生活はイラスト、商業用ポスター等の副業で賄う。
吉川英治作の『新・平家物語』・『私本太平記』等の挿絵を担当し絶賛を得る。

国画会会員ののち無所属。

大正14年（1925）	岸田劉生の門下に入る。
昭和12年（1937）	国画奨学賞受賞。
昭和23年（1948）	奈良の風景を題材にした作品で第一回中日文化賞を受賞。
昭和24年（1949）	奈良東大寺観音院住職上司海雲師の知遇を受け、観音院の古土蔵をアトリエにしてもらう。
昭和62年（1987）	名古屋鉄道により、杉本美術館が開館し、売らずにいた絵画が収蔵される。
昭和63年（1988）	世界一周旅行をし、旅行記を刊行。

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