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肥前有田の窯家。
焼物の三右衛門(柿右衛門、今右衛門、太郎右衛門)の一つ。
赤絵屋十六軒の一つで江戸期は鍋島藩の御用赤絵師。
後期以降は藩の勢力と同様に衰退の道を辿る。
明治維新の窯業の自由化を機会に、
かつて作風を取り戻そうと作陶を始めたのが十代今右衛門。
当代は十四代。
十代 今泉今右衛門 (1847〜1927) |
明治6年(1873)襲名。本名は今泉藤太。 幕藩体制の終わりと共に鍋島藩窯の御用赤絵屋制度が消滅した中で、明治6年、本窯を築くと、 生地から染付、上絵に至る一貫した色鍋島の制作に踏み切る。 赤絵の技法を守り、今右衛門窯の基礎を作る。 |
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十一代 今泉今右衛門 (1873〜1948) |
昭和2年(1927)襲名。本名は今泉熊一。 作品の質の向上、特に最盛期の色鍋島、古伊万里の復元に努め、優れた作品を残す。 宮内省、各宮家の御用命を受ける等色鍋島復興の基礎を作る。 |
十二代 今泉今右衛門 (1897〜1975) |
昭和23年(1948)襲名。本名は今泉平兵衛。 祖父である十代、父である十一代のもと専ら家業に打ち込み、近代色鍋島の復興に生涯を捧げる。 昭和27年に無形文化財の指定を受け、昭和46年には色鍋島技術保存会代表として、国重要無形文化財総合指定を受ける。 1967年、紫綬褒章 1968年、今右衛門古陶磁参考館を設立。 1972年、勲四等旭日小綬章 |
十三代 今泉今右衛門 (1926〜2001) |
昭和50年(1975)襲名。 有田工業学校、東京美術学校工芸科を経て昭和24年に帰郷、家業の「今右衛門窯」に従事する。 色鍋島今右衛門技術保存会を組織し、国重要無形文化財総合指定を受ける。 平成元年、重要無形文化財「色絵磁器」保持者(人間国宝)に認定され、色絵磁器の確立と技術継承に力を入れる。 鍋島に吹墨・薄墨の技法を取り入れ、吹墨と薄墨を重ね合わせる吹重ねの技法を確立する。 |
十四代 今泉今右衛門 (1962〜) |
平成14年(2002)襲名。 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科(金工専攻)卒業。 色鍋島今右衛門技術保存会会長。 (財)今右衛門古陶磁美術館理事長。 |
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